学校日誌(がっこう にっし)

校内研修をおこないました(その3・4)

8月18日(水) & 8月20日(金)
 
夏季休業中に計画していた校内研修のうち,3回目と4回目がおこなわれました。

 18日は,「病弱・虚弱児の理解と支援」についてでした。
 
 講師となった先生は,昨年まで病弱児を対象とした支援学校に勤務されておられたので,そこでの勤務経験をもとに病弱児への指導・支援の持ち方についてお話をしてくださいました。 
 
 まず,全段は,病弱についての定義に始まり,病弱教育対象児童生徒の推移や徳島県の病弱教育の状況が説明されました。
    
 次に,病弱教育の中で出会う子どもたちとして,
 「重度重複障害の子ども」
   専門家(PT)との連携や安全で楽しい食事について・・・
 「筋ジストロフィーの子ども」
   病識理解や自己受容・自己肯定感,社会性の育成や学力保証・・・
 「慢性疾患・小児がん等の子ども」などについて
   教育の保証(学習意欲=生きる意欲),命と向き合う(いかに生きるか),保護者支援,医療との連携など  先生の熱い思いとともにお話いただきました。
 
本校の生徒に対しても,呼吸と食事についてのお話や,コミュニケーションについて,
また危機管理体制についてなど,参考になることがたくさんありました。
 
 
 20日は,「本校の進路指導の取り組み」についてでした。
  講師となった先生は,進路指導のベテランであり,本年度は進路指導主事をお願いしています。
 
 わかりやすい言葉で,本校の生徒に対して,入学してから卒業までの3年間に,どのような流れで進路指導や職業指導の取り組んで行くかについてお話くださいました。
 

 この研修を通して,美馬分校の教員が進路指導や職業指導に対して  
 共通理解を持つことが出来たと思います。  
 

 後半は,障害者支援法のサービス利用についての説明があり,他の先生方からは,自分が担当している生徒を念頭においた,障害程度区分によるサービス利用の可否や,どのような支援が受けられるのかなど,具体的な内容の質問がたくさんありました。
 
  夏季休業中の,職員相互による校内研修も,あと1回となりました,先生方が互いを高めあう,よい形態の研修が行えていると感じています。
 
 
  夏休みもあと 10日ほどになりました。
  賑やかだった蝉の声も,いつの間にかやみ,田んぼの上には赤とんぼが飛んでいます。
  先生方は,生徒の皆さんが登校してくるのを首を長くして待っていますよ。