学校日誌(がっこう にっし)

授業見学(自立活動)2

6月23日(水)
 
デジカメのシャッターをスイッチを使って押して,自分で友達を撮影していました。
 
 校内実習を行っている部屋を訪れて
 作業風景を撮影していました。
 
 教員が,デジカメのディスプレイに,友達の姿が映るように調整し彼女に「このアングルでいいですか」と確認し,笑顔(了解のサイン)が出ると「撮影してください」との合図に応じてスイッチを押していました。
 
 たくさん,友達の様子を撮影することができました。
 活動に広がりが出てきています。
 
  分校を訪れていた校長先生も,彼女のスイッチ操作をほめてくださいました。                        

 この装置は,特別支援教育に関する支援グッズが
 紹介されている本にを参考に,
 本校の教員が手作りしたものです。
 
 横木の下部にある突起がデジタルカメラのスイッチに当たるようにしてあり,横木の左端は縦の木枠で固定し(稼働可),右端から垂らした紐をソレノイドに結びつけてあります。
 スイッチが入り電流がながれるとソレノイドが働き,てこの原理でスイッチを押すことができます。
 紐は,いろいろなデジカメに対応できるように
 長さが調整できるようになっています。   
  
 
この先生は,スイッチ等を使った支援グッズやAT(支援技術)等の情報を収集し,
コミュ二ケーション能力の向上を目指して,
AAC(拡大代替コミュニケーション)の中のVOCA(音声出力コミュニケーション機器)の
本校生への有効的な活用に取り組んでくれています。
 
他の先生方も,それぞれの得意分野を生かし,一人一人のニーズに応じた支援や教育をおこなっています。
 
*ソレノイド(電流が流れると引っ張る力が働く装置)