学校長の一言

校長日誌

平成25年度を迎えて

    徳島県立池田支援学校美馬分校は,平成25年度開校4年目を迎えました。
    高等部のみの設置であり,新入生5名を迎えて,生徒数27名の学校となりました。
    知的障害教育部門の特別支援学校です。
  平成25年3月に第一期の卒業生を送り出しました。地域の皆様や関係機関の方々の御協力や御支援を得て,4名の卒業生はそれぞれの進路先で力を発揮しています。私た ち美馬分校教職員一同は,社会の中でたくましく生きぬく力を学校教育のなかで育てたいと考えています。本年度も「働く力」「暮らす力」「楽しむ力」の育成に努めていき ます。
    すべての教育活動の基盤に人権尊重の精神をおき,一人一人の能力や適性に応じた教育を実践し,将来「自立」し,「社会参加」するための基礎となる「生きる力」の育成 をめざして取り組んでまいります。 
    学校教育の場を卒業して,社会人として生きるために,生徒の皆さんに次の5点を心にとめながら生活して欲しいと思っています。
   1 元気に挨拶をする
    2 活動の源となる体力をつける
   3 可能性に挑戦し,出来ることを増やす
   4 友だちと仲良くする
    5 ルールを守る
  校訓「ひかり 輝く」
   校訓のように,一人一人が主役として活躍して欲しいと思っています。
  保護者の皆様,地域の皆様,各関係機関の皆様,どうぞ引き続き本校教育活動への御協力をよろしくお願いします。

一人一人が魅力的な花

 「一人一人が魅力的な花」
                                                   
  前期のまとめの時期になりました。
  平成24年度が始まり,3学年揃って学校の諸活動に取り組んでいます。
  校舎が若い人のエネルギーで狭く感じます。
 今年も環境教育の一環として,「緑のカーテン」に取り組みました。美馬分校の「ゴーヤの緑のカーテン」は見事でした。生徒の皆さんや先生方が心を込めて育てたからでしょう。緑の色も素晴らしく,豊かに葉や実をつけました。そのため,日差しや熱が遮断され,涼しい環境を生み出しました。緑色は,目に優しく,そしてゴーヤの実は調理すると美味しく,「一石二鳥」以上の効果がありました。
 美馬分校に入ると,生徒が元気な声で挨拶をします。生徒の明るく爽やかな挨拶と朝顔やひまわりの花,そして立派なゴーヤのカーテンがお客様を迎えます。「いい学校ですね」とお褒めの言葉をいただきます。 
  生徒一人一人が「個人の魅力を持つ花」,つまりそれぞれ異なる美しい花です。それぞれのよさを発揮して,自信を持って歩んで欲しいと思います。いろんな花が調和して,咲きそろう「百花繚乱」の美馬分校を想像すると楽しくなります。
  高等部時代は体も心も大きく伸びる大切な時期です。この時間を大切にして,美馬分校での学びを進めて下さい。
 後期は「第1回体育発表会」や「文化祭」等の行事があります。そして,3年生はいよいよ次の進路を決定する事となります。就業体験を重ねて,就労先の方や関係機関の方々と相談しながら進路を決めていきましょう。
  一人一人が目標を持って努力し,美しい花を咲かせ,すくすくと伸びていって欲しいと思っています。柔らかい日差しの日もあるでしょうが,大雨や強風の日,強い日差しの日もきっとあります。でも,その様な状況を乗り越えて,この場に咲いていてよかったと思えるような人生を歩んで欲しいと思います。そのために,学校生活や家庭での生活の中で体力や基本的生活習慣を身に付ける努力をして下さい。
 前期の目標を達成して,後期も力強く歩むことを期待します。

平成24年度を迎えて

   徳島県立池田支援学校美馬分校は,平成24年度開校3年目を迎えました。
    高等部のみの設置であり,新入生11名を迎えて,生徒数26名の学校となります。
    知的障害教育部門の特別支援学校です。
  本年度は1学年から3学年の生徒が在籍し,平成25年3月には第一期の卒業生を送り出すこととなります。地域の皆様や関係機関の方々の御協力や御支援を得て,社会へ美馬分校卒業生が羽ばたいていきます。社会の中でたくましく生きていくために,一日一日を大切にしながら,「働く力」「暮らす力」「楽しむ力」の育成に努めていきます。
    また,新入生を迎えて,気持ちも新たに,出会いを大切にしながら,校訓「ひかり輝く」のごとく,一人一人の生徒が主役となって,主体的に学ぶ学校づくりに努めて参ります。
    すべての教育活動の基盤に人権尊重の精神を置き,一人一人の能力や適性に応じた教育を実践し,将来「自立」し,「社会参加」するための基礎となる「生きる力」の育成をめざして取り組んでまいります。 
    保護者の皆様,地域の皆様,各関係機関の皆様,どうぞ引き続き本校教育活動への御協力をよろしくお願いします。

あけまして おめでとうございます


 あけまして おめでとうございます。
 旧年中は保護者の皆様,地域の皆様,各関係機関の皆様に大変お世話になり,
 ありがとうございました。
 新年を迎え,改めて「個に応じた指導」を原点に,教職員一同知的障害のある生徒の育成に努めて参ります。
 本年もどうぞよろしくお願いします。


 美馬分校では,校内実習や就業体験を通して,生徒の「働く力」の育成に努めています。障害のある生徒の「自立と社
  会参加」を目指し,学校における職業教育や就労支援等に加えて企業や施設の御協力をいただいて体験させていた
 だく事は,貴重な経験となり生徒一人一人の卒業後の自己実現に大きな役割を持っています。


 4月には新入生が入学して参ります。美馬分校の3学年が揃うこととなります。
 そして,現2年生にとっては進路決定の年となります。
 美馬分校生一人一人が,将来の夢の実現の向かって努力いたします。
 どうか,更なるご支援をいただけますようお願いします。


 夢の実現の為に,我々教職員は生徒一人一人のニーズに応じた成長を図る責務を負い,日々努力していく所存です。
 本校は着実に前進する学校でありたいと願っています。
 保護者の皆様,地域の皆様,各関係機関の皆様どうぞよろしくお願いします。

 

後期の始まり

 朝夕はめっきり涼しくなり,虫の音が快く響いています。
 前期は,「博愛まつり」,「運動会」,「就業体験」等の行事や学習がありました。
 1年生も学校に慣れて,学習に,スポーツに,文化活動等に取り組んでいる姿を見て, 嬉しく思っています。2年生はそれぞれに目標を持って,チャレンジしています。皆さんの無限の可能性の花開くことを期待しています。
 本日から後期が始まりました。2年生は修学旅行がもうすぐあります。きっと一生の思い出に残るような場面がたくさんあるでしょう。体調を整えて,広く社会を見てきて欲しいと思います。そして校内実習・就業体験があります。高等部の3年間はあっという間に終わってしまいます。人生には何回か節目がありますが,学校から社会へと大きな変化を迎えます。学校を卒業して,最初の場所で経験を重ねていくことは,後々に影響していくと思います。将来を見通して最適な場所の選択が出来るよう,実習を大切にして欲しいと思います。
 地域の皆様のご支援をよろしくお願いします。
   そして,第2回文化祭は池田支援学校で10月29日(土)開催予定です。分校の生徒が力を合わせて,ステージでの楽しいパフォーマンスを繰り広げて下さることでしょう。楽しみです。文化祭への保護者の方の御協力に感謝します。
    実り多き平成23年度後期でありますよう期待しております。

平成23年度を迎えて

  池田支援学校美馬分校は,開校二年目の学校です。豊かな自然に恵まれ,地域の温かい御支援をいただきながら,一人ひとりの教育的ニーズに応じたオンリーワン教育の実現を目指しております。
 本年度は,新入生11名を迎えて,総勢15名の生徒でスタートします。高等部のみを設置しております。伸びようとする意欲のある,個性豊かな生徒たちです。本年度も,どのような感動があるか楽しみです。
 重点目標として,社会自立を目指し,「働く力」「暮らす力」「楽しむ力」の育成を掲げています。高等部の三年間は,長いようで短く,あっという間です。この間に,生徒たちは力を蓄え,私たちの想像を超えて伸びていきます。卒業後の社会人・職業人としての基礎的・基本的な力を生徒一人ひとりの実態に応じて身につけて欲しいと念願しています。 本年度は,特別支援教育のセンター的機能につきましても,さらに充実していきたいと考えています。相談支援や研修支援等,地域の学校の支援に取り組んでまいりますので,よろしくお願いします。
 生徒一人ひとりが主役となって,一人ひとりが輝く存在として主体的に学ぶ学校づくりに,教職員心を一つにして取り組んでまいりますので,皆様のご支援と御協力を御願いします。

平成22年度末を迎えて

  今年の冬は例年に比して,寒い日々が多かったように思います。
  しかし,春は着実に近づき,花々に春の装いを感じます。
  3月は来年度の学校運営の準備を行う時期となっています。4月からは新入生が大勢増え,分校が一段と賑やかになりそうです。2年生も後輩が増えることを楽しみにしています。私たち教職員も,新たな出会いに胸をときめかせる共に,環境整備に工夫をしているところです。
  先日保護者の方々へアンケートをお願いし,その結果を踏まえて「平成22年度美馬分校学校評価」の自己評価を行いました。そして,学校評議員会で取り組み状況について報告をさせていただき,ご意見を伺いました。今年度の学校評価は,「概ね良好」との結果となっています。                              
  これも一重に隣接校である美馬商業高校や美馬市教育委員会・つるぎ町教育委員会のご協力やご支援の賜と感謝しております。しかし,特別支援教育のネットワークづくりに努めましたが,新設校であり初年度であったため,成果は十分とはいえませんでした。来年度は開かれた学校としてさらに学校運営全般について点検を行い,地域から信頼される学校となるべく努力をしていきたいと思っております。              
  平成23年度は,さらに地域と連携した活動を進めていきたいと思っておりますので,様々な面におきまして,今後とも皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。

2011年の新年を迎えて

   新しい年を迎えて気の引き締まる思いです。
  2010年4月池田支援学校に就任して以来,保護者や地域の皆様には学校経営に
ご理解とご協力を賜り,また生徒たちが元気で笑顔を見せてくれたことに深く感謝しております。新設の美馬分校の船出に期待と不安を持っておりましたが,多くの皆様のご支援をいただき,少しずつではありますが前進しております。何よりも生徒の成長と活躍がめざましく誇りに思います。
    新しい年を迎えて更に前進するよう教職員一同力を尽くして参ります。将来を見据えた支援について一人一人の教員が考えると共に,学校として共通理解を図りながら,特別支援教育の推進に努めて参ります。今後とも本校へのご理解とご支援をよろしくお願いします。

「ひかり 輝く」池田支援学校第1回文化祭

 10月30日(土)池田支援学校第一回文化祭が開催されました。
 テーマは「新しい一歩」です。
 4月から池田支援学校美馬分校がスタートして,新しい一歩を日々刻んでいます。
 一日一日の生徒の活動が,池田支援学校美馬分校の歴史として刻まれて行きます。   
 一人ひとりの一歩は小さくても,一年間を通すと大きくなり,4名の一歩を合わせると,さらに大きな一歩となります。
 文化祭は本校生と一緒に池田支援学校で行われました。分校生は介護タクシー等を利用して本校へ来ました。
 午前中は体育館で表現の部を行い,午後は体育館では文化祭実行委員会による催し物やマジックショーがありました。
 高等部棟では保護者バザーや歯の検診等が行われました。
  美馬分校高等部の表現は「はじめの一歩 ~みんなの花を咲かせよう~ 」でした。
 この日を目標に,練習を重ねてきました。美馬分校の様子がよくわかりました。
 また,ハンドベルの演奏や歌もとても素晴らしかったです。
  電子ピアノによる生演奏をバックに学校紹介をしたり,スイッチを使ってスライドを紹介したり,シャボン玉の演出があったり,美馬分校の生徒らしい活動が見られました。
 とても素晴らしかったです。
 「一人ひとり違って それぞれの花を咲かせよう お互いを認め合おう」そんな強いメッセージが伝わってきました。
 池田支援学校小学部・中学部・高等部・美馬分校高等部が一体となって開催した第一回池田支援学校文化祭は感動的でした。みんなで一緒になって頑張ることは,楽しいことです。
 早朝より応援をいただきました保護者の皆様,地域の皆様,ご来賓の皆様ご協力本当にありがとうございました。そして,高校生のボランティアの方々,受付や運営にご協力いただきましてありがとうございました。このように盛り上がった楽しい文化祭が開催出来ましたのは皆様のおかげであると感謝申し上げます。心より御礼申しあげます。
 そして主役の分校の4名の生徒の皆さん,本当によく頑張りました。感動をありがとうございました。

実りの秋

生徒の皆さん 暑い夏休みが終わりました。
気象情報によると,暑い日々はまだまだ続くようですが,熱中症にならないよう「水分補給」や「睡眠」「栄養」に留意し,
学習を進めて下さい。

暑い暑いと思っていても,秋はそこまで来ています。
秋は「食欲の秋」,「スポーツの秋」といわれますが,「実りの秋」という言葉もあります。
秋になるとおいしい果物や米が実ります。
おいしい作物を沢山収穫するためには,土作りや日々の手入れが欠かせません。
毎日こつこつと育てる人があって,私たちはおいしいものをいただけるのです。
食物は,作ってくれた人に感謝しながらいただきましょう。
そして,私たちも目標を持ってこつこつ努力することが大切です。
生徒の皆さんも先生方の話をよく聞いて,目標に向かって努力して下さい。
皆さんが友達と一緒に仲良く,元気に楽しく学校生活を送ってくれることを心から期待しています。

地域の皆様,関係機関の皆様
私たち教職員一同,生徒一人一人の力を引き出していく学校づくりに努めております。
社会自立を目指し,社会人・職業人としての基礎的・基本的な資質と実践力の育成のため努力して参ります。
今後ともご支援をよろしくお願いします。
なお,子どもたちの職業観育成のために就業体験を重要な教育活動と思っておりますので,
地域の就業体験の受け入れにつきまして是非ご協力をお願いします。

保護者の皆様
実り多き秋に向かって,子どもたちのためのよりよい学校づくりにご理解,ご協力をお願い申し上げます。