高等部日誌

がんばりました !!!

11月26日(金)

3週間にわたって行われた「後期就業体験」が無事に終了しました。
今回は,それぞれの生徒が,校内での作業に加えて,校外の施設等での実習も行いました。
     
      
前期に比べると,さまざまな成長を見てとることができました。
それは「持続力」や「集中力」が伸びたことです。

就業体験期間中は,普段の作業時間よりも長時間作業に取り組んでいます。
そこでは,生徒が自分のペースを維持し,息切れしないように取り組むことが大切です。

前期はこのペース配分が計算できずに,前半に力を出し切ってしまい,後半は力が残っていないことがありました。
しかし,今回は一定のペースで最後まで作業に取り組むことができていました。

この他にも「報告」や「5分前行動」もほぼ確実にできるようになってきました。

これらは基本的なことですが,この基本的なことが就職にはとても重要になってきます。

   

しかし,課題もあります。

それは,生徒が自分で目標を設定して取り組むことです。
現在は教員が生徒1人1ひとりのペースや力量に応じて1時間あたりの作業量を設定しています。
生徒はこの設定された作業量を目標に取り組んでいますが,就職につなげていくには,
自分ができることは「主体的・自主的」に行うことや今までの作業量よりも多い数をこなそうとする「向上心」が必要です。

後期の就業体験の期間中に見られた成長を,生徒とともに評価・賞賛し,
これからの作業学習では次の課題にも取り組んでいきたいと考えています。