8月3日(火)
美馬市産業センター(本校の近く)にておこなわれた。美馬郡・美馬市特別支援教育夏季研修会に本校職員が参加しました。
この研修会は,美馬郡及び美馬市の小学校の特別支援学級を担当している先生方が,
夏季休業中を利用して,特別支援教育に関する様々なことを学ぶものです。
研修会Ⅰとして,本校の特別支援教育巡回相談員が「池田支援学校美馬分校について」として,美馬分校設置の経緯や,教育課程,日ごろの生徒たちの活動の様子などを説明しました。
その後,美馬分校まで徒歩で移動し,学校見学をおこないました。
高等学校の空き教室を活用し改装した教室等を見学していただきました。
狭い空間だけど,その狭さを生かした,生徒一人一人に十分に目を配った,それぞれの能力や発達段階に応じたきめ細かな教育活動が行われていることを,感じ取っていただければと思いました。
見学の後,研修会場に戻り研修会Ⅱとして「コミュニケーション機器の活用」について,本校の高等部主事が講演を行いました。
私たちは,日ごろ,文字や言葉によるコミュニケーションを主として用いていますが,障害によりどうしても難しい場合,機器の活用など,何らかの方法を利用できればコミュニケーションは成立するとの観点から障害のある子どもたちに有効なコミュニケーション手段についての紹介がありました。
講義の後は,「手作りタイムタイマー」を制作しました。
先生方は,熱心に,また,和気あいあいとした雰囲気の中で,制作に励んでおられました。
美馬分校からは,校長先生をはじめとして8人の教員が参加し制作のお手伝いをしました。
完成したタイマーを9月からの教育活動に活用していただければ幸いです。
会場の後方には,コミュニケーションエイドやスイッチトイを展示し,実際に触れていただくことができました。
使い方等については,本校まで,どしどし質問していただければと思います。
これからも,いろいろな機会を見つけて,特別支援教育のセンター的機能を果たしていきたいと思います。