学校日誌(がっこう にっし)

2010年8月の記事一覧

校内研修をおこないました(その5)

8月25日(水)
 
夏季休業中の校内研修(第5回目)がおこなわれました。
 

 本日のテーマは
 「ソーシャルスキルトレーニング~ABC分析をとおして~」でした。
 
 児童生徒の問題行動の原因や理由を,ABC分析の手法を用いて推定し,環境や対応を変えることにより,その解決に導いて行くことについてを主題とした研修でした。
 
  
 まず,ABC分析について,分析の仕方(A=選考条件 B=行動 C=結果)や
 行動の強化や弱化,行動の増加の要因となる好子や嫌子について説明がありました。  
 

 次に,実習を交えながら「行動が増えるパターン」及び「行動が減るパターン」について模擬的に分析しました。

 その後,適切な行動を育てるには「適切な環境を作る」ことや「問題行動や困った状態は,適切な行動の獲得によって減少したり解決する」との考えから,行動の変容を図るために,「現状のABC分析」から「解決策のABC分析」へと分析を行う模擬実習を行いました。
 
  
美馬分校の生徒たちが,今後,ソーシャルスキルトレーニングを行うにあたり,問題行動や困りごとの原因推定を行い,その解決に向けた取り組みを考えていく上で,ABC分析の活用は有効的であると感じました。
 
    
 
今日で,夏季休業中の校内研修が終了しました。
先生方は,日ごろ,校外で行われる研修会に数多く参加し,研鑽を積んでおられますが,
今回のように,教員がそれぞれに講師となりあって自分の得意分野について研修を行うことにより,美馬分校の先生方の知識の共有がなされ専門性が向上するとともに,
生徒の支援について共通した意識をもって取り組んで行く姿勢が醸成されたと感じています。
 
このような素晴らしい研修の機会を企画してくださった総合支援課の先生に感謝するとともに,今後とも,美馬分校の教員が一丸となって,専門性の向上を図り,
生徒たちへの支援が,ますます充実したものになるように取り組んで行きたいと思います。

 

校内研修をおこないました(その3・4)

8月18日(水) & 8月20日(金)
 
夏季休業中に計画していた校内研修のうち,3回目と4回目がおこなわれました。

 18日は,「病弱・虚弱児の理解と支援」についてでした。
 
 講師となった先生は,昨年まで病弱児を対象とした支援学校に勤務されておられたので,そこでの勤務経験をもとに病弱児への指導・支援の持ち方についてお話をしてくださいました。 
 
 まず,全段は,病弱についての定義に始まり,病弱教育対象児童生徒の推移や徳島県の病弱教育の状況が説明されました。
    
 次に,病弱教育の中で出会う子どもたちとして,
 「重度重複障害の子ども」
   専門家(PT)との連携や安全で楽しい食事について・・・
 「筋ジストロフィーの子ども」
   病識理解や自己受容・自己肯定感,社会性の育成や学力保証・・・
 「慢性疾患・小児がん等の子ども」などについて
   教育の保証(学習意欲=生きる意欲),命と向き合う(いかに生きるか),保護者支援,医療との連携など  先生の熱い思いとともにお話いただきました。
 
本校の生徒に対しても,呼吸と食事についてのお話や,コミュニケーションについて,
また危機管理体制についてなど,参考になることがたくさんありました。
 
 
 20日は,「本校の進路指導の取り組み」についてでした。
  講師となった先生は,進路指導のベテランであり,本年度は進路指導主事をお願いしています。
 
 わかりやすい言葉で,本校の生徒に対して,入学してから卒業までの3年間に,どのような流れで進路指導や職業指導の取り組んで行くかについてお話くださいました。
 

 この研修を通して,美馬分校の教員が進路指導や職業指導に対して  
 共通理解を持つことが出来たと思います。  
 

 後半は,障害者支援法のサービス利用についての説明があり,他の先生方からは,自分が担当している生徒を念頭においた,障害程度区分によるサービス利用の可否や,どのような支援が受けられるのかなど,具体的な内容の質問がたくさんありました。
 
  夏季休業中の,職員相互による校内研修も,あと1回となりました,先生方が互いを高めあう,よい形態の研修が行えていると感じています。
 
 
  夏休みもあと 10日ほどになりました。
  賑やかだった蝉の声も,いつの間にかやみ,田んぼの上には赤とんぼが飛んでいます。
  先生方は,生徒の皆さんが登校してくるのを首を長くして待っていますよ。 

「ikedamima-ss 」について

8月17日(火)
 
美馬分校のHPやメールのアドレスに使われている 「 ikedamima-ss 」 の
SS って何の略ですか?  という御質問を何回かいただきました。
 
支援学校だから,支援(Shien)のSと学校(School)のSで,SSだという説も耳にしますが笑う 
 
 
 
 
 実は・・・ 
 池田支援学校美馬分校の案内板には 
 Ikeda School for Special Needs Education Mima Branch School   と表記されています。

 つまり,「 ikedamima-ss 」 のSSは,
 S chool と S pecial Needs Education のSをあわせて略したものです。
 
 美馬分校は,これからも,校名の英語表記が示しているように,一人一人の生徒に視点をあて,それぞれの特別なニーズにしっかりと応える教育を行う学校として,教職員が一丸となって取り組んでいきます。
 
 関係者や地域の方々の御支援をよろしくお願いいたします。 

校内研修をおこないました(その2)

8月11日(水)
 
夏季休業中,第3回目の校内研修がおこなわれました。
自分の得意分野について,他の教員へ研修をおこなうもので,夏季休業中に5回計画されています。 
 
 
 本日のテーマは「自閉症」に関してでした。
 
  第5回目の校内研修会で「ソーシャルスキルトレーニング」についての研修があるので,その前段階として,自閉症について再確認しておこうというものでした。
  
  まず発達障害の基本的な理解についての説明が行われました。   
 
 
  
 その中でも自閉症に特化し,
 「社会的相互交渉の質的障害」
 「コミュニケーションの質的障害」
 「常同的・反復的な行動,関心,活動」
  ・・・いわゆる自閉症の三つ組みについての解説がありました。 
  
 
 
 
 
 次に,実際の指導・支援の方法として, 
 太田のステージ(太田昌孝先生による自閉症のステージ別発達課題)で本人の課題を明らかにすることと,それに応じて指導・支援をおこなっていくことについて事例をもとに説明がありました。
 
 最後に,これらの指導・支援を,自立活動に位置づけた場合の,自立活動の6区分26項目との照らし合わせについて説明されました。
 
 
発表後には,個別の指導計画に,指導・支援における自立活動としての要素をどのように表していけばよいのか各先生から意見が出るなど,活発な意見交換が行われました。
 
発表された先生には,パワーポイントでのプレゼン準備等ごくろうさまでした。
また,有意義な研修の機会をいただきありがとうございました。にっこり   

 

特別支援教育学会が開催されました

8月5日(木)
 
徳島県高等学校教育研究会の特別支援教育学会の研究大会が開催されました。
美馬分校からは,日直の先生をのぞいたすべての教員が参加しました。
 
会場となった「あわぎんホール徳島県郷土文化会館」には,
県下の特別支援学校から,600余名の教職員の方々が集まり,
「子どもに生きる力を育てる教育-個に応じた支援のあり方を求めて-」を研究主題に
全体研修会及び分科会に分かれての研究協議が行われました。
 
    
 
全体研修会では,監督の槙坪夛鶴子さんの御挨拶のあと,
『星の国から孫ふたり~「自閉症」児の贈りもの~』が上映されました。
 
  
 
分科会は4つに分かれて行われました。
各分科会の発表校・学部及びテーマは次のとおりです。
第1分科会:聾学校中学部「基本的な生活習慣と社会性を身につけるための取り組み
                  ~総合的な学習の時間の取り組みをとおして~」
第2分科会:板野支援学校小学部「集団参加の基礎を培う指導~個別の取り組みからより大きな集団へ~」
第3分科会:鴨島支援学校高等部「卒業後に向けた効果的な支援のあり方について
                      ~コミュニケーション支援の取り組みをとおして~」
第4分科会:阿南支援学校高等部「個に応じた進路指導について~個別の教育支援計画の活用~」
 
 
 
 
 第3分科会の助言者は,鳴門教育大准教授の大谷博俊先生でした。
 
 
 
 
 
美馬分校の先生方は第2・3・4分科会に参加しました。
各分科会とも,すばらしい発表及び熱心な討議が行われたようです。
 
夏季休業も半分近く終わりましたが,
先生方はこの期間を活用して,様々な研修会などに参加し専門性の向上に努めています。
9月以降の美馬分校の教育が,さらにパワーアップすることを期待しています。

 

美馬郡・美馬市の研修会に参加しました。

8月3日(火)
 
美馬市産業センター(本校の近く)にておこなわれた。美馬郡・美馬市特別支援教育夏季研修会に本校職員が参加しました。
 
この研修会は,美馬郡及び美馬市の小学校の特別支援学級を担当している先生方が,
夏季休業中を利用して,特別支援教育に関する様々なことを学ぶものです。
 
    
 
研修会Ⅰとして,本校の特別支援教育巡回相談員が「池田支援学校美馬分校について」として,美馬分校設置の経緯や,教育課程,日ごろの生徒たちの活動の様子などを説明しました。
 
 その後,美馬分校まで徒歩で移動し,学校見学をおこないました。
 高等学校の空き教室を活用し改装した教室等を見学していただきました。
 
 狭い空間だけど,その狭さを生かした,生徒一人一人に十分に目を配った,それぞれの能力や発達段階に応じたきめ細かな教育活動が行われていることを,感じ取っていただければと思いました。
 
 

 見学の後,研修会場に戻り研修会Ⅱとして「コミュニケーション機器の活用」について,本校の高等部主事が講演を行いました。
 
 私たちは,日ごろ,文字や言葉によるコミュニケーションを主として用いていますが,障害によりどうしても難しい場合,機器の活用など,何らかの方法を利用できればコミュニケーションは成立するとの観点から障害のある子どもたちに有効なコミュニケーション手段についての紹介がありました。 
 
講義の後は,「手作りタイムタイマー」を制作しました。
 
先生方は,熱心に,また,和気あいあいとした雰囲気の中で,制作に励んでおられました。
美馬分校からは,校長先生をはじめとして8人の教員が参加し制作のお手伝いをしました。
完成したタイマーを9月からの教育活動に活用していただければ幸いです。
 
   
 
会場の後方には,コミュニケーションエイドやスイッチトイを展示し,実際に触れていただくことができました。
使い方等については,本校まで,どしどし質問していただければと思います。
これからも,いろいろな機会を見つけて,特別支援教育のセンター的機能を果たしていきたいと思います。