学校日誌(がっこう にっし)

学校の様子

教室の大掃除

7月27日(火)
 
夏休みに入り,校舎から生徒たちの声が消えて,とても寂しい感じがしています。
やはり,学校は,生徒たちの笑顔があふれているのが一番ですね。
 
 さて,生徒たちが休みのこの期間・・・
 
 先生たちは,様々な研修に参加することで専門性の向上に努めたり,教材研究を行って,9月以降の授業に向けた準備をすすめたりしています。
 
 また,日ごろは出来にくかった,畳やマットの天日干しや,隅々までの拭き取りをおこなって,教室の環境整備にも取り組んでいます。
 
  太陽の光を十分に浴びて,ぬいぐるみもほっかほか・・・元気な 登校を待っていますよ。
 
 
 

 

学校評議員会を開催しました。

7月12日(月)
 
第1回学校評議員会を開催しました。
 
本年度は,美馬市の教育長さんと,長年,養護学校で障害児の教育に携わられ御退職後は美馬町で暮らされている方に学校評議員をお願いしています。
 
評議員会では,学校長から御挨拶を申し上げた後,教頭から美馬分校の概要及び取り組みについて,学校要覧や学校評価(総括評価表)などをもちいて説明いたしました。
 
学校評議員の方々からは,巡回相談員の活動範囲・スクールバスの利用状況・給食の実施状況など学校生活全般にわたった御質問をいただくとともに,美馬地域の中学校との連携を進めるにあたり,特別支援学級が行っている「合同学習会」などに着目してみてはどうか等の貴重な御意見をいただきました。
 
今回いただいた御意見を,早速,日々の教育活動に反映させたいと考えています。 
また,今後とも,学校評議員の方々がもたれている教育者としての視点や地元に暮らす人としての視点などから御意見・御助言を賜り,美馬分校の教育活動の充実を図って行きたいと思います。

 

壁面飾り

7月9日(金)
 
廊下を歩いていると,重複クラスの中から元気な笑い声が聞こえてきました。
「何かな?」と思ってのぞいてみると,朝の会の最中で,先生の問いかけに,大きな声と満面の笑顔で答えていました。
 
ふと,黒板に目をやると,いつのまにか壁面の飾りが変わっていました。
最近まで,「あじさいとカエルやカタツムリ」だったものが「たなばた飾りとあさがお」へと・・・。
 
生徒たちは,目からも季節の移り変わりを感じていることでしょう。
 
教室環境の整備に取り組み,毎月,それぞれの季節にあわせて壁面の飾り付けをしてくださっている先生,ほんとうにありがとうございます。
 
 

コンサルテーション事業が実施されました

7月1日(木)
 
平成22年度のコンサルテーション事業が
鴨島病院から,リハビリテーション部長の田村英司先生と理学療法士の石井志帆先生を
お招きして実施されました。
 
今回のテーマは
「安全に留意した身体へのアプローチについて」
~ストレッチ(筋伸張運動)を中心に~ でした。
 
 
 
パート1は,中距離ランナーとして毎日練習を重ねている生徒に対して障害の特性等を考慮したトレーニングメニューについて石井先生から御指導いただきました。
 
毎朝おこなっている,ストレッチを指導教員が実際に行い,
それに対して適切なアドバイスをしてくださり大変に参考になりました。
 

 
  
 

パート2は,自立活動において「体の動き」について安全に取り組めるようアドバイスをいただきました。
 
座位による緩めと首のコントロール
スイッチを肘で操作する時のフィッテイング
車いすに乗って食事を行う場合の姿勢の保持及び修正
など,田村先生の豊富なご経験をもとにお教えいただきました。
 
 
   
 
パート3は教員へ「安全に留意した身体へのアプローチ」をテーマに御指導いただきました。
先生が見本を示してくださったり,教員が相互にモデルとなって体へのアプローチに取り組むなど
全員が,「生徒へ安全安心に接することができるよう」にとの意識をもって
熱心に研修を受講することができました。
 
先生は,ポイントを押さえたアドバイスや骨模型をもちいた御指導など
私たちが,より理解できるようにとの工夫をしてくださいました。
その合間には,いろいろなエピソードを交えたお話をしていただくなど
真剣な中にも笑いのあふれた,非常に有意義な研修となりました。
 
  
 
次回は11月に予定されています。
次のコンサルテーションがとても楽しみです。 

授業見学(自立活動)2

6月23日(水)
 
デジカメのシャッターをスイッチを使って押して,自分で友達を撮影していました。
 
 校内実習を行っている部屋を訪れて
 作業風景を撮影していました。
 
 教員が,デジカメのディスプレイに,友達の姿が映るように調整し彼女に「このアングルでいいですか」と確認し,笑顔(了解のサイン)が出ると「撮影してください」との合図に応じてスイッチを押していました。
 
 たくさん,友達の様子を撮影することができました。
 活動に広がりが出てきています。
 
  分校を訪れていた校長先生も,彼女のスイッチ操作をほめてくださいました。                        

 この装置は,特別支援教育に関する支援グッズが
 紹介されている本にを参考に,
 本校の教員が手作りしたものです。
 
 横木の下部にある突起がデジタルカメラのスイッチに当たるようにしてあり,横木の左端は縦の木枠で固定し(稼働可),右端から垂らした紐をソレノイドに結びつけてあります。
 スイッチが入り電流がながれるとソレノイドが働き,てこの原理でスイッチを押すことができます。
 紐は,いろいろなデジカメに対応できるように
 長さが調整できるようになっています。   
  
 
この先生は,スイッチ等を使った支援グッズやAT(支援技術)等の情報を収集し,
コミュ二ケーション能力の向上を目指して,
AAC(拡大代替コミュニケーション)の中のVOCA(音声出力コミュニケーション機器)の
本校生への有効的な活用に取り組んでくれています。
 
他の先生方も,それぞれの得意分野を生かし,一人一人のニーズに応じた支援や教育をおこなっています。
 
*ソレノイド(電流が流れると引っ張る力が働く装置)