学校日誌(がっこう にっし)

学校の様子

「ikedamima-ss 」について

8月17日(火)
 
美馬分校のHPやメールのアドレスに使われている 「 ikedamima-ss 」 の
SS って何の略ですか?  という御質問を何回かいただきました。
 
支援学校だから,支援(Shien)のSと学校(School)のSで,SSだという説も耳にしますが笑う 
 
 
 
 
 実は・・・ 
 池田支援学校美馬分校の案内板には 
 Ikeda School for Special Needs Education Mima Branch School   と表記されています。

 つまり,「 ikedamima-ss 」 のSSは,
 S chool と S pecial Needs Education のSをあわせて略したものです。
 
 美馬分校は,これからも,校名の英語表記が示しているように,一人一人の生徒に視点をあて,それぞれの特別なニーズにしっかりと応える教育を行う学校として,教職員が一丸となって取り組んでいきます。
 
 関係者や地域の方々の御支援をよろしくお願いいたします。 

校内研修をおこないました(その2)

8月11日(水)
 
夏季休業中,第3回目の校内研修がおこなわれました。
自分の得意分野について,他の教員へ研修をおこなうもので,夏季休業中に5回計画されています。 
 
 
 本日のテーマは「自閉症」に関してでした。
 
  第5回目の校内研修会で「ソーシャルスキルトレーニング」についての研修があるので,その前段階として,自閉症について再確認しておこうというものでした。
  
  まず発達障害の基本的な理解についての説明が行われました。   
 
 
  
 その中でも自閉症に特化し,
 「社会的相互交渉の質的障害」
 「コミュニケーションの質的障害」
 「常同的・反復的な行動,関心,活動」
  ・・・いわゆる自閉症の三つ組みについての解説がありました。 
  
 
 
 
 
 次に,実際の指導・支援の方法として, 
 太田のステージ(太田昌孝先生による自閉症のステージ別発達課題)で本人の課題を明らかにすることと,それに応じて指導・支援をおこなっていくことについて事例をもとに説明がありました。
 
 最後に,これらの指導・支援を,自立活動に位置づけた場合の,自立活動の6区分26項目との照らし合わせについて説明されました。
 
 
発表後には,個別の指導計画に,指導・支援における自立活動としての要素をどのように表していけばよいのか各先生から意見が出るなど,活発な意見交換が行われました。
 
発表された先生には,パワーポイントでのプレゼン準備等ごくろうさまでした。
また,有意義な研修の機会をいただきありがとうございました。にっこり   

 

特別支援教育学会が開催されました

8月5日(木)
 
徳島県高等学校教育研究会の特別支援教育学会の研究大会が開催されました。
美馬分校からは,日直の先生をのぞいたすべての教員が参加しました。
 
会場となった「あわぎんホール徳島県郷土文化会館」には,
県下の特別支援学校から,600余名の教職員の方々が集まり,
「子どもに生きる力を育てる教育-個に応じた支援のあり方を求めて-」を研究主題に
全体研修会及び分科会に分かれての研究協議が行われました。
 
    
 
全体研修会では,監督の槙坪夛鶴子さんの御挨拶のあと,
『星の国から孫ふたり~「自閉症」児の贈りもの~』が上映されました。
 
  
 
分科会は4つに分かれて行われました。
各分科会の発表校・学部及びテーマは次のとおりです。
第1分科会:聾学校中学部「基本的な生活習慣と社会性を身につけるための取り組み
                  ~総合的な学習の時間の取り組みをとおして~」
第2分科会:板野支援学校小学部「集団参加の基礎を培う指導~個別の取り組みからより大きな集団へ~」
第3分科会:鴨島支援学校高等部「卒業後に向けた効果的な支援のあり方について
                      ~コミュニケーション支援の取り組みをとおして~」
第4分科会:阿南支援学校高等部「個に応じた進路指導について~個別の教育支援計画の活用~」
 
 
 
 
 第3分科会の助言者は,鳴門教育大准教授の大谷博俊先生でした。
 
 
 
 
 
美馬分校の先生方は第2・3・4分科会に参加しました。
各分科会とも,すばらしい発表及び熱心な討議が行われたようです。
 
夏季休業も半分近く終わりましたが,
先生方はこの期間を活用して,様々な研修会などに参加し専門性の向上に努めています。
9月以降の美馬分校の教育が,さらにパワーアップすることを期待しています。

 

美馬郡・美馬市の研修会に参加しました。

8月3日(火)
 
美馬市産業センター(本校の近く)にておこなわれた。美馬郡・美馬市特別支援教育夏季研修会に本校職員が参加しました。
 
この研修会は,美馬郡及び美馬市の小学校の特別支援学級を担当している先生方が,
夏季休業中を利用して,特別支援教育に関する様々なことを学ぶものです。
 
    
 
研修会Ⅰとして,本校の特別支援教育巡回相談員が「池田支援学校美馬分校について」として,美馬分校設置の経緯や,教育課程,日ごろの生徒たちの活動の様子などを説明しました。
 
 その後,美馬分校まで徒歩で移動し,学校見学をおこないました。
 高等学校の空き教室を活用し改装した教室等を見学していただきました。
 
 狭い空間だけど,その狭さを生かした,生徒一人一人に十分に目を配った,それぞれの能力や発達段階に応じたきめ細かな教育活動が行われていることを,感じ取っていただければと思いました。
 
 

 見学の後,研修会場に戻り研修会Ⅱとして「コミュニケーション機器の活用」について,本校の高等部主事が講演を行いました。
 
 私たちは,日ごろ,文字や言葉によるコミュニケーションを主として用いていますが,障害によりどうしても難しい場合,機器の活用など,何らかの方法を利用できればコミュニケーションは成立するとの観点から障害のある子どもたちに有効なコミュニケーション手段についての紹介がありました。 
 
講義の後は,「手作りタイムタイマー」を制作しました。
 
先生方は,熱心に,また,和気あいあいとした雰囲気の中で,制作に励んでおられました。
美馬分校からは,校長先生をはじめとして8人の教員が参加し制作のお手伝いをしました。
完成したタイマーを9月からの教育活動に活用していただければ幸いです。
 
   
 
会場の後方には,コミュニケーションエイドやスイッチトイを展示し,実際に触れていただくことができました。
使い方等については,本校まで,どしどし質問していただければと思います。
これからも,いろいろな機会を見つけて,特別支援教育のセンター的機能を果たしていきたいと思います。
 
  

校内研修をおこないました

7月28日(水)
 
校内研修をおこないました。
 
夏季休業期間中には,校外での研修に加えて,教員がそれぞれに講師となって校内研修をおこなうことにより研鑽を重ねることとしています。
 
本日の内容は,「教育課程について」と「手作りタイムタイマー」でした。
 

 教育課程についての研修では,教務課長から
 ①新学習指導要領の改正点
 ②本年度の本校の教育課程と授業時数
 ③来年度の課題(特別活動・日常生活の指導の持ち方)
  について,説明や問題提起がなされました。 
 
 
 
 
 その後,普通クラスと重複クラスのグループに分かれて本校の生徒たちに有効な教育課程をはどのように編成するのか話し合われました。
 
 また,どのような教科書を採択すればよいのかについても話し合われました。
 
 両グループとも真剣かつ熱心に取り組んでいました。
 今後も話し合いを重ねていくことで,よりよい教育課程を編成していきたいと思います。
 
 
 
 
  次に,高等部主事から,「手作りタイムタイマー」制作の手順について説明を受けました。
 
 材料は,すべて100円均一のショップで調達しているため,500円程度で作ることができるそうです。
  ちょっとしたアイデアで,気軽に教材が作れるんだなあと,研修を受けた教員は感心しきりでした。
 
  
   
 8月3日(火)には,美馬市・美馬郡の小学校で特別支援学級を担当している先生方を対象とした,
 「手作りタイムタイマー」の制作についての講義がおこなわれます。
 この時には,講師として招かれている主事先生の補助者として,
 本日,講習を受けた教員の内から7名程度参加することとしています。
 
 このような機会を利用して,特別支援学級を担当している先生方と,どしどし交流を図っていきたいと考えています。